PLUMERIAの日記

天使になった愛犬モモが私に残してくれた愛のメッセージ。モモとの16年5ヶ月の軌跡を辿りながら、私は愛と感謝を受け取っています。そして読者の皆様へ命の煌めきや優しさが届くことを願い書いています。もし心が癒される人が一人でもいるのなら、私はとても嬉しく感じます。きっとモモも、お空から喜んでくれると思います。

運命のゴールデンレトリバー? vol.3

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2002年の年明けと同時に私は犬を探し始めました。

 

その頃お空では・・・

宇宙の計らいを担当している神様は天使達と一緒になって、地上の魂の配置換えで毎日大忙しです。

ある日、モモになる金色の光りの魂が呼ばれ、

「肉体の準備が整ったら、君の出番だ!そろそろ準備をしよう!」と告げられました。

「君は、この中でどの家族を選ぶ?」と神様に優しく声をかけられ、モモになる光りの魂は迷わずに言いました。

「わたしは、日本の長野県に住むこの家族を選びます。」

「わたしはこれから地上に降りたら、この家族の心を癒して皆を幸せにします!  そして、わたしも愛すること、愛されることを体験したいです!どんな家族かな?  どんな一生になるのかわからないけど、わたし精一杯頑張ります!」

 

その当時30歳の私は、紆余曲折ありながら、セラピストになり、長野駅前にアロマセラピーエステティックのサロンを開業していました。

 

少し私の自己紹介をすると、私は子供の頃から、感受性が豊かな方で、心のことに興味がありました。なかなかその個性を活かす場所がなかったので、今思えば自分の感性に蓋をして周囲に合わせていたように思います。
セラピストになるまでは、自分には何の取り柄もないと思い込んでいました。

 

大学時代にシャーリー・マクレーンの著書「アウト・オン・ア・リム」を読んだ時、初めて自分が感じていた目に見えないスピリチュアルな世界観を言語化している本に出会えたと感じました。それからの私は、国文学を専攻していたのですが、ついつい手に取る本は日本文学より精神哲学的な本に偏っていきました。

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 大学卒業後は家族にUターン就職以外認めて貰えなかったので、長野のゼネコン企業に就職し、OLになりました。会社の仲間達には恵まれていましたが、とにかく「この仕事は私のやりたい仕事ではない」というフラストレーションを抱えていました。

今想えば、何の取り柄もないと思っている癖に、「私のやるべき事は他にあるはず」というか「私には他にやることがあると知っている」という不思議な確信があったのです。

そんな感覚に導かれるように、家族の反対を押し切って再び東京に戻り、2年後にはアロマセラピストとして働いていました。

人が大好きで、接客業に向いていたこともあり、セラピストになってからは水を得た魚のように個性が溢れ出し、仕事への道がどんどん開けていきました。

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その後、家の事情など色々とあり、長野に戻る決心をして、27歳でお店を開業しました。当時長野には個人サロンは珍しく、アロマセラピーはじめ自然療法の認知度も低く、全てがゼロからのスタートでした。

順風満帆とはいきませんでしたが、無我夢中で努力して、休みなく働きました。

 

犬を探し始めた頃は、なんとかお店を起動にのせたものの、スタッフとの関係性でリーダーシップが上手く取れずに毎日悩み踠いていました。はじめは夢を叶えたつもりでいましたが、実際は苦労が多く、気分が重い日々で、神経はいつも緊張ていました。外側ではやる気満々に振る舞っていましたが、「なんでこんな事始めちゃったんだろう・・・」と心の内側で呟いている弱気な私が、本当の自分でした。

そんな中、お客様に「犬を探しているんです」とお話ししたところ、トリミングサロンと犬の躾やプードルのブリーダーをしているお友達を紹介していただきました。その方は、後に私の友人となり、モモが16年間お世話になったドックサロン「ソレイユ」の綾ちゃんです。

私はドックサロン「ソレイユ」さんを訪れ、綾ちゃんに事情を説明して「雄の柴犬を探して欲しい」と頼みました。

その時、ソファーに座る私の横に黒色のスタンダードプードルが飛び乗ってきて、私は緊張で顔がひきつってしまいました。

そんな私の顔色を見て、綾ちゃんは「そんなにビクビクしているようじゃ、柴犬は無理だね~、止めなさい!」と言いました。

「いや、豆柴ならどうだろうか?」と食い下がってみましたが、「駄目だね!」と取り合ってくれません。

両親は犬は外で飼うものと思っていたので、室内犬は論外で、色々話しているうちにゴールデンレトリバーが良いんじゃないかということになりました。人好きで温厚な性格のゴールデンレトリバーはちゃんと躾ければ、柴犬よりも飼いやすいと薦められました。
私はゴールデンレトリバーの顔が大好きだったのと、当時モデルの川原亜矢子さんがよく愛犬のゴールデンレトリバーと雑誌に載っていたのを見て憧れていたのもあり、綾ちゃんにゴールデンの仔犬を探してくれるよう頼みました。


帰宅して父に話すと「西洋の犬なんて駄目だ、ゴールデンなら飼わない!」と検討の余地なく、休日に父とホームセンターやペットショップを巡って柴犬の仔犬を探しました。

現在は、保護犬という選択肢もありますが、その頃は仔犬を買う以外には思いつかない時代でした。

その事を考えると、この数年のペットブームで、ペットに対する人間の捉え方も2極化したなと思います。 ペットを物のように扱う人間と、逆境にいるペットを救い出したり、家族としての絆と信頼関係を築き、小さな命の尊さを大事にする人間…。

父はコロの面影を追って柴犬を探していましたが、なかなか見つかりませんでした。

ホームセンターやペットショップにいる生まれたての仔犬や売れ残って少し大きくなった犬たちの不安そうな目を見ると、私はその都度胸が痛みました。

 

そうこうしているうちに、綾ちゃんから「4月末にとても血統の良いゴールデンレトリバーの仔犬が生まれるそうだから、待ってて♡」と連絡が入りました。

当時の私は父との折り合いが悪く、大喧嘩をすることもしょっちゅうでした。二人とも性格が似ていて言い出したら聞かない頑固な性格です。

 

私の中では、直感で「このゴールデンレトリバー」と決まっていたので、喧嘩が勃発すること覚悟で、父には内緒でどんどん話しを進めてしまいました。

私はこうと決めた時は、父や家族に反対されても、強い意志で説得してきました。 だから、最終的に皆がゴールデンレトリバーを飼うことに賛成してくれるだろうという自信がありました。

私の頑固は「父親譲り」、いやちょっと待て・・・?

・・・父を上回ってることに今気付きました (笑)